粥腫(プラーク)とは何ですか?
■粥腫(プラーク)とは何ですか?
よく心筋梗塞の説明では、冠動脈内の粥腫が
破裂してそれが血管につまるなどと
書いてあるが、この粥腫とはなんであろうか?
粥腫(じゃくしゅ)とは、
アテロームやプラークともよばれている。
粥腫は、冠動脈の血管の内膜にコレステロールや
脂肪などの物質と血中にあるマクロファージと
いわれる物質が沈着したものである。
ようするに血管の内側にいらないものがこびりつく
ということである。
こびりついたものは繊維化していて安定しているのであるが
このこびりついたものは、中に脂質やマクロファージなどを
とりこんでいてやわらかくなっている。
このこびりついているものが粥腫である。
この粥腫はなんらかの圧力がかかったりすると
破裂して、その破裂したものに血中の血小板や
血液などが付き、血栓となる。
その血栓が血管につまったものが
心筋梗塞である。