心電図検査で何がわかるのか?
■心電図検査で何がわかるのか?
心電図検査とは、心臓の電気信号を波形にしたものを
記録して、心臓の異常を診断する検査です。
両手、両足と胸に心電図の電極といわれるものを
つけます。
全部で10箇所に電極をつけます。
なぜこんなにたくさん電極をつけるのかというと、
心臓を12方向から見た、心臓の電気信号を
記録するためです。
なので心臓の電気信号の波形は12種類記録
されます。
そしてこの12種類の波形を見て
先生は、心臓の状態を診断します。
心電図は確定診断ではありませんが、
この疾患ならこうゆう波形
あの疾患ならこうゆう波形と
疾患によってだいたい波形の形が決まってくるので、
その波形の特徴をみれば、だいたいどの疾患であるかの
予想がつきます。
心筋梗塞であれば、心筋梗塞に特有の波形が見られます
ので判断できます。
またどのあたりの血管が閉塞しているかの予測も
たてることができます。
心電図検査は、電極をつけるだけなので、痛くはありません。
また5分くらいで検査は終わります。