超音波検査(心エコー)で何がわかるのか?
■超音波検査(心エコー)で何がわかるのか?
超音波検査とは病院内では心エコーと呼ばれています。
この超音波検査は何かというと、
超音波を出すプローブというものを胸にあてて、
そこから出る超音波が心臓にあたって、反射したりする
信号を画像に変換して心臓の動きをみる検査です。
プローブといわれるものを胸にあてて動かすだけで、
体の中がみれるという大変便利な装置です。
超音波検査の目的は、心臓の動きをみることです。
もし心筋梗塞であれば、その病変部の心臓の壁の動きが
悪くなっているので、その心臓の壁の動きにより判断します。
また心臓の壁の厚さをみて、壁が薄いか通常状態かを
判断することもできます。
心臓の動きが悪いということは、心臓の機能が低下している
ということです。
心筋梗塞で、心筋の細胞が壊死してしまうとその部分は
機能しなくなるので、心臓の動きが悪くなります。
そして超音波検査はその動きをみることができます。
その他に、超音波検査は心筋梗塞の合併症があるか
ないかの判断もすることができます。
もし、合併症などで、心臓の弁の異常がみられたり、
心臓になんらかの異常があれば、それを見つけることが
できます。
超音波検査では、心臓の大まかな動きや心臓の弁の様子
、心臓の壁の厚さなどは分かるのですが、
心臓の冠動脈のどの部分が閉塞しているかは分かりません。
超音波検査では冠動脈の様子はわかりません。
心臓の動きをみるのが超音波検査の目的です。
超音波検査は、痛くありません。
検査時間は、5分くらいとなります。