超音波検査(心エコー)で何がわかるのか?

超音波検査(心エコー)で何がわかるのか?

超音波検査とは病院内では心エコーと呼ばれています。

この超音波検査は何かというと、

超音波を出すプローブというものを胸にあてて、

そこから出る超音波が心臓にあたって、反射したりする

信号を画像に変換して心臓の動きをみる検査です。

プローブといわれるものを胸にあてて動かすだけで、

体の中がみれるという大変便利な装置です。


超音波検査の目的は、心臓の動きをみることです。

もし心筋梗塞であれば、その病変部の心臓の壁の動きが

悪くなっているので、その心臓の壁の動きにより判断します。

また心臓の壁の厚さをみて、壁が薄いか通常状態かを

判断することもできます。


心臓の動きが悪いということは、心臓の機能が低下している

ということです。

心筋梗塞で、心筋の細胞が壊死してしまうとその部分は

機能しなくなるので、心臓の動きが悪くなります。

そして超音波検査はその動きをみることができます。


その他に、超音波検査は心筋梗塞の合併症があるか

ないかの判断もすることができます。

もし、合併症などで、心臓の弁の異常がみられたり、

心臓になんらかの異常があれば、それを見つけることが

できます。


超音波検査では、心臓の大まかな動きや心臓の弁の様子

、心臓の壁の厚さなどは分かるのですが、

心臓の冠動脈のどの部分が閉塞しているかは分かりません。

超音波検査では冠動脈の様子はわかりません。


心臓の動きをみるのが超音波検査の目的です。


超音波検査は、痛くありません。

検査時間は、5分くらいとなります。

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