血液検査で分かることとは?
■血液検査で分かることとは?
血液検査は、注射で血液をとって血液成分の値を
検査することです。
血液中にはいろいろな成分があり、いろんなデータが
わかるのですが、
心筋梗塞を診断するには、
・トロポニンT
・トロポニンI
・クレアチンキナーゼ(CK)
・CK-MB
・GOT
・LDH
・白血球
などがあります。
上記のデータは、正常時では正常範囲内の値に
収まっていますが、何らかの異常があれば
値が上昇します。
・トロポニンT
・トロポニンI
・クレアチンキナーゼ(CK)
・CK-MB
などは、心筋梗塞の時に上昇する項目です。
心筋梗塞が起こると、心臓の筋肉の細胞がじょじょに
壊死していきます。
そうするとその壊死した細胞がこわれるときに、そこにある
酵素やタンパク質が血中にもれてきます。
その酵素、タンパク質が上記に書いてある項目です。
その値を見ることで、心臓の筋肉の細胞が破壊されているか
どうかを診断します。
なので、上記のような項目の値が上昇していれば、
心筋梗塞の可能性が高いわけです。
血液検査のデータの値は、心筋梗塞が発症してからの
時間によっても変わってきますので、正確に判断するのは
むずかしいですが、おおよその判断はできます。
血液検査のデータと心電図の波形をみれば、
ほとんど心筋梗塞かどうかがわかります。
血液検査も異常なし
心電図も異常なし
であれば、心筋梗塞ではないので、もうちょっと違う
検査をしてみるということになります。
血液検査が異常で、心電図もあやしいということに
なれば、通常心臓カテーテル検査になります。