冠動脈造影検査(心臓カテーテル検査)とは?

冠動脈造影検査(心臓カテーテル検査)とは?

心臓には、心臓の細胞に栄養を与える血管があるのですが

それを冠動脈といいます。

冠動脈は心臓の表面を走行しています。

冠動脈は大きく分けると右と左にあり

左はさらに2つにわかれます。

冠動脈はいろいろと枝分かれした血管が

あり、それぞれ血管に番号がつけられています。

15番までつけられています。

そしてこの冠動脈のどこかの血管が血栓などで

つまって、完全に閉塞してしまうのが、心筋梗塞です。


つまり心筋梗塞とは冠動脈がつまることなので、

診断や治療を行うには、どこがつまっているかが

重要となってきます。

また本当につまっているのかも重要になってきます。


最終的にこのどこがつまっているかを調べるには、

冠動脈を調べるしかありません。

そして冠動脈を調べる方法が冠動脈造影(心臓カテーテル検査)

となります。

この冠動脈造影とは、冠動脈に造影剤を流して血管の走行を

見るというものです。

造影剤を流すことで、血流が流れている部分は見えて、

血流が流れていない部分は見えないので、どこの血管が

閉塞しているかが分かります。


冠動脈造影検査は、カテーテルという管を使用して検査を

行うので、心臓カテーテル検査とも呼ばれています。


冠動脈造影検査では、確実に閉塞している血管が分かります。

そしてその結果心筋梗塞が分かった場合、そのまま治療を

行います。(通常は)


心臓カテーテル検査は、腕か足の血管からカテーテルという

直径2mmくらいの管をいれてそれを血管の中に入れていって、

冠動脈の入り口までもっていきます。

そしてそこから冠動脈へ造影剤をいれます。

そして撮影します。

撮影はいろんな方向から行います。

全部の冠動脈の血管を調べます。

もし、完全に閉塞している部分がなければ、心筋梗塞では

ありません。

狭心症か、その他の疾患、もしくは一時的な症状かも

しれません。

心臓カテーテル検査は、病院にもよりますが、

だいたい入院して行います。

3~6日くらいの入院となります。(病院によって違います)

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