左心室造影検査とは?

左心室造影検査とは?

左心室造影検査とは、心臓の左心室という

部屋に造影剤を注入して心臓の動きを

みる検査です。


心臓カテーテル検査の検査の中に組み込まれている場合が

多いです。


左心室造影検査は、心臓カテーテル検査と同様に

腕や足からカテーテルを入れます。

冠動脈造影検査では冠動脈の入り口までに

カテーテルを挿入して造影剤を流しますが、

左心室造影検査では、左心室造影検査用カテーテル

を左心室まで挿入します。


左心室にカテーテルがはいったら、カテーテルの

一方から造影剤を注入します。

造影剤は専用の機械が決まった速度と

決まった量を入れるようになっています。


先生の合図で患者さんは息を止めます。

そして造影剤を注入します。


画面状には、左心室と心臓の様子がうつしだされ

左心室が収縮、拡張している様子が見えます。


先生たちは、この造影剤を入れている時に

心臓の動きを確認します。


この検査では、心臓の動きと

心臓の壁の厚さ

心臓の弁の異常などがわかります。


たとえば、心筋梗塞になって一部の心筋の動きが

悪くなっているとすると

その部分の心筋の動きが悪いことが

すぐにわかります。


造影剤を流すことで、心臓がどのように収縮しているか

わかるので、

心臓のどの部分の動きが悪いかを直接

みることができるのです。


造影剤は3秒くらい注入して終わります。


あと左心室の圧を測定します。

これはカテーテルの尖端から圧が測定できるように

なっているので、とくになにかをするわけでは

ありません。

左心室の圧を測定して、そのままカテーテルを

引き抜きます。

引き抜くと大動脈の方へ行くのですが、

この引き抜いているときも圧を測定します。


大動脈の方の圧も測定できれば

左心室造影の検査は終了となります。

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