冠動脈形成術(バルーン治療)とは?

冠動脈形成術(バルーン治療)とは?

冠動脈形成術とは、閉塞したり、細くなったりしている冠動脈を

広げる治療を行うことです。

血管を広げる方法は、

・バルーンによって広げる方法

・ステントを入れて広げる方法

があります。


どちらの方法も心臓カテーテル室で行います。


心臓カテーテル室では、腕か足の血管(動脈)から


カテーテルといわれる管を入れます。

そして、冠動脈の入り口までそのカテーテルを入れて、

そこから造影剤をいれて、冠動脈の閉塞している部分を

特定します。

次に、ガイドワイヤーといわれる細いワイヤーを

冠動脈の中に進めていきます。

ガイドワイヤーは閉塞している病変部を突き抜けて進めます。

次にバルーン治療であれば、

バルーン用カテーテルを閉塞部位まで入れていきます。

そしてバルーンを広げる位置を決めます。

位置が決まればバルーンカテーテルの一方から空気を注入して

バルーンを広げます。

バルーンは数十秒広げます。

そしてまたしぼめます。

そして造影剤を流して血管が広がったかどうかを確かめます。

血管がちゃんと広がり血流が確保できれば成功です。

バルーン治療とは、その名のとおり風船を膨らまして

血管を広げる治療です。

単に広げるだけなので、また閉塞してくる場合もあります。

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