冠動脈形成術(ステント治療)とは?

冠動脈形成術(ステント治療)とは?

冠動脈形成術とは、閉塞したり、細くなったりしている冠動脈を

広げる治療を行うことです。

血管を広げる方法は、

・バルーンによって広げる方法

・ステントを入れて広げる方法

があります。


どちらが多く行われるかというと、それはステントです。

実際は、バルーンで血管をある程度広げてから

ステントを入れるという方法をとる場合もあります。

ステントというのは何かというと、

金属状の網目の筒のようなものです。

大きさは、病変部によって異なってきますが、

例えば、直径2mm 長さ25mmというかんじです。

直径まで広がるので、血管の径にあったステントが使用されます。

イメージとしては、マカロニを網目状の金属にしたようなもの

です。

そのステントですが、はじめはカテーテルの先端に閉じられて

いて、空気を入れて拡張させると広がるしくみになっています。


腕や足の血管からカテーテルを入れて、病変部を造影します。

閉塞しているところが分かったら、ステントの長さと直径を

決めます。

そしてステントがついているカテーテルを病変部へ進めます。

広げる位置を決めたら

カテーテルの一方から空気を入れて、ステントを広げます。


ステントが広がったらステントはそのまま留置されます。

造影剤を流して、血管が広がっていれば成功です。


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