冠動脈形成術(ステント治療)とは?
■冠動脈形成術(ステント治療)とは?
冠動脈形成術とは、閉塞したり、細くなったりしている冠動脈を
広げる治療を行うことです。
血管を広げる方法は、
・バルーンによって広げる方法
・ステントを入れて広げる方法
があります。
どちらが多く行われるかというと、それはステントです。
実際は、バルーンで血管をある程度広げてから
ステントを入れるという方法をとる場合もあります。
ステントというのは何かというと、
金属状の網目の筒のようなものです。
大きさは、病変部によって異なってきますが、
例えば、直径2mm 長さ25mmというかんじです。
直径まで広がるので、血管の径にあったステントが使用されます。
イメージとしては、マカロニを網目状の金属にしたようなもの
です。
そのステントですが、はじめはカテーテルの先端に閉じられて
いて、空気を入れて拡張させると広がるしくみになっています。
腕や足の血管からカテーテルを入れて、病変部を造影します。
閉塞しているところが分かったら、ステントの長さと直径を
決めます。
そしてステントがついているカテーテルを病変部へ進めます。
広げる位置を決めたら
カテーテルの一方から空気を入れて、ステントを広げます。
ステントが広がったらステントはそのまま留置されます。
造影剤を流して、血管が広がっていれば成功です。