心筋梗塞の治療はどのように行われるのか?
■心筋梗塞の治療はどのように行われるのか?
心筋梗塞の治療ですが、ほとんどは心臓カテーテル室
という所で行われます。
心筋梗塞の治療は、基本的に緊急的な治療となるので
急性心筋梗塞の患者さんが救急車で運ばれてくれば
すぐに心臓カテーテル室へ行き、
心臓カテーテル治療を開始します。
まず、腕か足からカテーテルを入れる血管に
針をさして、カテーテルを入れます。
患者さんは、基本的に心臓カテーテル室の台の上に寝たままです。
心電図を貼られて、腕には点滴の針を刺されて、点滴を行います。
カテーテルを冠動脈の入り口にまでいれたら
造影剤を流します。
そして閉塞してある部位を確認します。
つぎに、閉塞している部分の血栓を吸引するか、
すぐに血管をバルーンかステントで広げる
治療を行います。
どちらを行うかは、そのときの症状や先生に
よって異なります。
目的は、血管を再開通することです。
一秒を争う治療となりますので、できるだけ早く
血管が再開通する方法で行います。
もし、難しい部位の血管が閉塞していると
治療時間が長くなる恐れがあります。
最終的には、血管を広げて終了です。
心臓カテーテル室に入ってからだいたい30分くらいで
治療は終了します。(治療部位が1つなら)
治療終了後は、病室で安静にしてもらいます。