心筋梗塞の外科治療とは?

心筋梗塞の外科治療とは?

心筋梗塞では、できるだけ早く閉塞した血管を

広げないといけないため、すぐにできる治療が望ましい。


なので、すぐにできる冠動脈形成術といわれる

心臓カテーテル治療が第一選択となり

ほとんどは、心臓カテーテル治療が行われる。


しかし、心臓カテーテル治療ではうまくいかなかった場合や

心室中隔穿孔や左室自由壁破裂、僧房弁乳頭筋断裂

などの合併症が起こっている場合は、

緊急的に外科的治療が必要となる。


外科的治療となると、手術室で、全身麻酔を行い

胸を開けて、心臓を直接治療することとなる。


心筋梗塞で、外科的治療を行うということは

重症を意味する。


外科的手術を緊急で行うといっても、

心臓カテーテル治療ほどすばやくできるものではない。


心筋梗塞の外科的治療では、

冠動脈バイパス手術というものがある。

これは、冠動脈の閉塞して血液が流れていない血管に

バイパスして血管を縫い合わせて血液を流すという

手術である。


冠動脈バイパス手術をしても、すでに心筋梗塞部位の

心筋が壊死してしまっている場合は、

心臓の機能の改善はみられない。

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