ステントとは何ですか?

ステントとは何ですか?

ステントとは、冠動脈内に留置する、金属状の

細長い筒である。

閉塞した血管や細くなった血管を広げて固定するために

使用する。


金属は、チタンやニッケルなどが使用される。


金属の厚さは、0.05mm~0.2mmほどである。

長さは病変部によって変化させるが、

だいたい2cm~3cmの範囲で使用する

直径は、2.5mm~3.5mm程度である。


ステントは、はじめは閉じていて

カテーテルの尖端にバルーンといっしょにひっついている

はじめ閉じているのは、冠動脈内にいれるためである。


ステントは、バネみたいな感じであり、

曲がった血管内にも使用できる。


ステントは網目状になっている。


ステントを入れると、治療後は血管はそのステントの直径に

広がる。

現在、狭心症や心筋梗塞で冠動脈が細くなった場合

ほとんどがステントによって治療される。

ステントは各メーカーから発売されていて、

いろいろな種類がある。

なので各病院によってどのステントを使用しているか

はわからない。


しかし基本的に血管を広げるという点で同じで

AというステントとBというステントでどれだけ違うかと

いうとほとんど大差はない。


では何が違うかというと、金属の材質や

網目の構造の違いなどである。


ステントで広げた血管は、一生広がったままではなく、

ステントで広げた部分がまた閉塞する場合もある。

これを再狭窄という。


冠動脈の血管の部位により再狭窄率は変わってくる。


最近は、ステントの表面に薬がコーティングされている

薬剤溶出性ステントというものができて、

使用されている。

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