バルーンとは何ですか?
■バルーンとは何ですか?
バルーンとは、心臓カテーテル治療で、冠動脈の閉塞した部分や
狭窄した部分を広げる風船のことである。
このバルーンはカテーテルの尖端にくっついており、
カテーテルの一方から空気を注入すると決まった大きさに
膨らむ。
大きさ(長さと直径)は、広げる血管により調整する。
バルーンの材質は、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート
オレフィンコポリマーなどがある。
バルーンは、加圧した圧を見ながらふくらましていく。
最終的には、何気圧を何秒間かふくらます。
だいたい10気圧台を数十秒で加圧する。
バルーンで広げる血管部分がどこか硬かった場合は、
その部分だけあまり広がらない恐れがある。
硬いとは、血管が石灰化している場合などである。
バルーンの種類は、メーカーごとにいろいろある。
バルーンの材質や最大加圧値、バルーンの広がり
などが異なっている。
バルーンには、表面に金属歯がついている
カッティングバルーンというものもある。