バルーンとは何ですか?

バルーンとは何ですか?

バルーンとは、心臓カテーテル治療で、冠動脈の閉塞した部分や

狭窄した部分を広げる風船のことである。

このバルーンはカテーテルの尖端にくっついており、

カテーテルの一方から空気を注入すると決まった大きさに

膨らむ。

大きさ(長さと直径)は、広げる血管により調整する。


バルーンの材質は、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート

オレフィンコポリマーなどがある。


バルーンは、加圧した圧を見ながらふくらましていく。

最終的には、何気圧を何秒間かふくらます。

だいたい10気圧台を数十秒で加圧する。


バルーンで広げる血管部分がどこか硬かった場合は、

その部分だけあまり広がらない恐れがある。

硬いとは、血管が石灰化している場合などである。


バルーンの種類は、メーカーごとにいろいろある。

バルーンの材質や最大加圧値、バルーンの広がり

などが異なっている。


バルーンには、表面に金属歯がついている

カッティングバルーンというものもある。

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