なぜバルーン治療だけでなくステントを入れるのですか?

なぜバルーン治療だけでなくステントを入れるのですか?

狭心症や心筋梗塞で血管が狭窄、閉塞した部分を広げる方法に

バルーンで広げるだけか、

それともステントを入れるかという

2種類の方法があるのだが、ほとんどはステントを入れる。

ではなぜバルーン治療だけではダメなのだろうか?


別にバルーン治療だけでもダメではないし、

バルーンのみの時もある。


しかし結論から言えば、

バルーンのみよりステントを入れたほうが、再狭窄率が低い

からである。

ようするにステントを入れたほうがまた狭窄する確率が

低いのでステントを入れたほうが良いということである。


結局バルーン治療で問題となっていたのは、

バルーンで血管を拡張させて広げても、3~6ヶ月たつと

高頻度に再狭窄が起きるということであった。


そこで初めからステントをいれて、再狭窄率を低下させる

ということである。


バルーンのみであれば、30~50%の再狭窄が生じると

言われており、

ステントを入れることで、20~30%の再狭窄率に

抑えることができる。


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