心筋梗塞の治療とは?
■心筋梗塞の治療
心筋梗塞とは、冠動脈に血栓などがつまった疾患であり、
その結果、その先の血管に血流が流れないのが問題であるので
心筋梗塞の治療は、その血栓など血管を閉塞
させてある物質を取り除くことです。
心筋梗塞の治療には以下のものがあります。
・血栓を薬で溶かす(血栓を溶かしてなくす)
・血栓を吸引する(血栓を吸引してなくす)
・冠動脈形成術(閉塞した血管を広げる治療)
・冠動脈バイパス手術(心臓を開いて手術をする)
があります。
心筋梗塞のほとんどの治療は、
心臓カテーテル治療といって、カテーテルを血管の
なかにいれて行う治療です。
これを冠動脈形成術といいます。
なので上記の治療方法でどれがもっとも多いかというと
冠動脈形成術(心臓カテーテル治療)
になります。
これらの治療の目的は、最終的には閉塞した血管を
もとにもどし、広げて血流が流れるようにすることです。
どれを行うかは、各病院や先生によってかわってきます。
どれがよいかというのも、症例や閉塞している状態に
よって変わってくるので、どれがよいともいえないのですが、
実際の治療を見ていると、血栓を吸引するだけでは、
十分な場合は少なく、
血栓吸引+冠動脈形成術(ステント)
という場合もよくみられます。
冠動脈形成術を行えば、確実に血管は広がります。