不整脈
■不整脈
不整脈とは、心臓に伝わる電気信号の伝導に異常が生じる
ものです。
電気信号の伝導の異常があると、心臓の拍出のリズムも
異常になります。
これを不整脈といいます。
通常は、心臓の拍動は一定の間隔でおこなわれています。
つまり心臓の収縮と収縮の間隔は等間隔になっているのです。
なので、心臓の拍動数(脈のこと)が1分間に60回であれば
1秒ごとに収縮しているわけです。
これが、1秒→0.6秒→0.8秒→1.2秒のようにばらばらの時間で
収縮すると不整脈です。
要するに正しい脈ではないということです。
不整脈にはこれだけではなくいろいろなものがあります。
通常の心臓の拍動は、1分間に約70回です。
もし、1分間に50回以下であれば、脈が少なすぎて
異常です。これを除脈といいます。
また1分間に100回以上がずっと続くようであれば
脈が多すぎてこれも異常です。
これを頻脈といいます。
また脈が
ドク→ドク→ドク→ドク→ドク→ドク→ドクと
連続しているのは正常ですが、
ドク→ →ドク→ドク→ →ドク→ドクと
途中で拍動がなくなり、脈がとんだときは
異常です。
異常といっても生命にかかわる異常ではありません。
不整脈ということです。
心筋梗塞の時問題となるのは、心室細動といわれる
不整脈です。
この心室細動はなぜ問題かというと、
命にかかわる不整脈だからです。
この不整脈は、心臓からの拍出がうまくできなくなる
不整脈です。
心筋梗塞の時にこの心室細動になる確率が上昇します。
不整脈には、いろいろな種類があります。
そしてすべて心電図をみればわかります。
また命にかかわる不整脈と
ほっておいても問題ない不整脈があります。
どちらにしろ、不整脈とは心臓の異常をうったえる
サインでありますので、
なんらかの心臓異常にともない発生するのが
不整脈です。