心室細動

心室細動

心室細動とは、不整脈の一種で、

なんらかの原因により、心臓の電気信号がおかしくなり

それによって心臓の収縮が正常に行えなくなることを

いいます。

心臓のけいれんのようなものです。


この心室細動の問題点は、心臓が小刻みに震えることで

ちゃんと収縮できず、全身に血液を送ることができなく

なるのが問題点です。


全身に血液が送られないということは、全身の各臓器に

酸素と栄養がいかなくなることを意味します。


また血圧も低下します。


急性心筋梗塞の患者さんで死亡する約60%の

原因は心室細動といわれています。


それほど心室細動は命にかかわります。


心室細動になると、そのままほっておいても

治りません。

つまり、心室細動になってそのままほっておくと

ずっと血液が拍出されないままなので、

そのまま死亡するということになります。


ではどうやってこれを治すのかというと

それは

除細動器という装置を使用します。

除細動器とは、心室細動を治す医療機器です。


心室細動になってもこの除細動器という装置で

心臓に電気ショックをあたえれば、

正常の心拍にもどります(戻らないときもあります)


しかし、除細動器がない場合は、

すぐに心室細動を治すことができないことから

死亡する確率が高いのです。


病院内であれば除細動器があるのですが、

それ以外で心筋梗塞になって、

そして心室細動になってしまうと


死亡する確率が高くなるということです。

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