右室梗塞
■右室梗塞
右室梗塞とは、名前のとおり、心臓の右室側の心筋が
壊死することです。
右室のみに梗塞が起こる場合は、全心筋梗塞の
3%以下と少ないが、
下壁梗塞の約1/3に右室梗塞を合併すると言われている。
右室は、左室の梗塞に比べてなぜ少ないのでしょうか?
それは、
右室の酸素需要が低いといわれているのと、
右室の壁が薄いので、右室の内腔の血液から
酸素や栄養を供給しているからと
想定されている。
心臓の役割の大部分は左室が担っている。
なので、右室はそれほど重要でないということ
もあり、右室が梗塞しても
それほど心機能の低下に影響をおよぼさない。
約2~3%の機能低下くらいである。