心室中隔穿孔
■心室中隔穿孔
心室中隔穿孔とは、心臓の右室と左室の間の壁に
穴があいてしまう疾患である。
心臓には4つの部屋があるが、大きく右と左に
わけられてその間に壁がある。
この壁を中隔という。
心臓の下の部屋は右室と左室であるが
その間の壁を心室中隔という。
心室中隔は通常穴はあいていない。
心筋梗塞が起きると、約1~2%の割合で、
心室中隔に穴があくことがある。
原因は、心室中隔を含む部分の梗塞が起きることに
よる合併である。
心室中隔に穴があくと、そこを血液が通過できるように
なるので、
肺動脈圧上昇
肺うっ血
呼吸状態悪化
など
心不全兆候が進行する。
治療は、手術で、穴をふさぐことである。
心臓を開けて、穴の部分にパッチを縫い付けて
穴をふさぐ方法などがある。