心室中隔穿孔

心室中隔穿孔

心室中隔穿孔とは、心臓の右室と左室の間の壁に

穴があいてしまう疾患である。


心臓には4つの部屋があるが、大きく右と左に

わけられてその間に壁がある。

この壁を中隔という。

心臓の下の部屋は右室と左室であるが

その間の壁を心室中隔という。

心室中隔は通常穴はあいていない。


心筋梗塞が起きると、約1~2%の割合で、

心室中隔に穴があくことがある。

原因は、心室中隔を含む部分の梗塞が起きることに

よる合併である。


心室中隔に穴があくと、そこを血液が通過できるように

なるので、

肺動脈圧上昇

肺うっ血

呼吸状態悪化

など

心不全兆候が進行する。


治療は、手術で、穴をふさぐことである。

心臓を開けて、穴の部分にパッチを縫い付けて

穴をふさぐ方法などがある。

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