心不全
■心不全
心不全とは、心臓のポンプ機能が低下したことをいう。
心臓の役割は全身に血液を送ることである。
その機能が低下するとは、全身にあまり血液を送れなくなった
ことを意味する。
全身に血液を送れなくなるのは、心臓の収縮力が低下している
ことが原因である。
心筋梗塞になれば、心筋が壊死する。
壊死の範囲は心筋梗塞が発症してからの時間によるが、
壊死の範囲がひろければひろいほど、
心臓の機能は低下する。
それは、壊死した細胞=心筋は働かないからである。
このように、働かない心臓の部分が増えれば
拍出が少なくなり、心不全となる。
心不全になれば、血液が拍出できなくなるので、
全身に血液が行かなくなり、
また心臓に血液がたまり、
その血液は肺にもいき、呼吸困難にもなることがある。