血圧低下

血圧低下

血圧低下とは、通常のその人の正常血圧血から

大きく血圧が下がることである。


たとえば、いつもの血圧(収縮期)が

120mmhgの人が

80mmhgになれば、

血圧低下である。


心筋梗塞になって血圧が下がる原因は、

心臓の機能が低下するからである。


心筋梗塞で心臓が壊死する範囲が広いほど、

心臓の機能は低下する。


心臓の機能が低下するということは

全身へ行く血液の量が低下するということである。

そうすると、血圧は低下する。


本来は、心臓の機能が低下して、拍出する

血液量が減少すれば、全身の末梢血管が

収縮して血圧を維持する。


末梢の血管がしまるのではなく、拡張して

開いてしまい、心臓の機能も低下して

循環不全となると、

急激に血圧が低下(60mmhgくらい)に

低下してショックとなる。


血圧低下は、どのくらいの値から

どのくらいの値に低下したのかが

重要となってくる。


血圧は、その人によって平常な時の値が違ってきます。

その人の基準は、いつもの血圧が基準となるので、


高血圧の人いつも180mmHgくらいある血圧の

人が血圧100mmHgになれば

血圧低下ですし、


いつもの血圧が100mmHgの人が90mmHgになっても

それはそんなに影響ないわけです。


なぜ血圧が低下すると問題なのかというと

血圧がないということは

全身に血液がちゃんと循環しなくなるということです。


全身とは各臓器の細胞へ血液を循環させる

そして酸素と栄養を与える意味がありますが、


血管に圧力、つまり血圧があるからこそ

循環できるわけです。

血圧が低下すると循環が悪くなるので

血液がいかない部分がでてきて

そうするとその部分の細胞には酸素と栄養が

なかなかいかなくなるという状態が続きます。


それは体にとってよい状態ではないので、

血圧を維持することが必要となるのです。

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