心筋が壊死した部分はどうなる?
■心筋が壊死した部分はどうなる?
心筋とは心臓の筋肉のことですが、心筋梗塞では
閉塞した先に血液が流れないために、
心筋の細胞に酸素と栄養がいかなくなり細胞が壊死します。
壊死の範囲はだんだん広がっていきます。
そして完全に壊死してしまった細胞はもとにもどりません。
細胞が壊死するということは、細胞が動かなくなります。
心臓は、収縮と拡張を繰り返すことにより血液を
全身に送るポンプの役割をしていますが、
壊死した部分があるとこのポンプの機能が低下して
しまいます。
壊死した部分は壊死したままです。
心臓の機能は低下したままです。
心臓は電気信号が順番に伝わることにより
刺激が起きて、脱分極というものが行われます。
それにより収縮がおこなわれるのですが、
この電気信号が壊死した部分には伝わらないのです。
電気信号が伝わらないということは、収縮もおこなわれない
ということです。