心筋梗塞は治るのか?

心筋梗塞って治るのでしょうか?

心筋梗塞が治るというのは、心臓の機能が

正常状態に戻るか?ということである。


心筋梗塞が起こる前の心臓の機能と

同じ状態であれば治ったといえる。


では、それは可能なのであろうか?


心筋梗塞が発症してから約30分後くらいから

壊死が広がり、時間経過とともに壊死は拡大

していき、不可逆性の壊死となる。


つまりいったん壊死した心筋細胞はもとにもどらない

そして壊死すればその部分の心臓の壁が動かなくなるので

心臓の機能が低下する。

よって心筋梗塞が起こる前より心機能は低下する。


しかしどれだけ心機能が低下するかどうかは、

実際に治療した後をみてみないとわからない。


心筋梗塞で合併症がなく、病院に行き治療すれば

命に問題はない。


問題は、どれだけ心筋細胞が死んでしまったかだ。

だから、心臓の機能がどのくらい低下したのかを

知る必要がある。


といっても自分でわかるわけでもないので、

それは先生に聞く。


ただ、治療後には通常の生活はもちろんできる。


治療が速ければ、心筋梗塞が起こる前とほぼ同じ状態に

なる可能性もある。


すべては、発症から治療までの時間による。

よって、心筋梗塞では通常の状態には治るが

心臓の機能は低下すると思ってもらったほうがよい。

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