血栓とは何か?

血栓とは何ですか?

血栓とは簡単に言えば、血の塊が細い血管につまったものです。


通常は、血管の中では血液は固まりません。

なぜなら血液は常に流れているからです。


ではなぜ血液が固まることがあるのでしょうか?


まず冠動脈の血管の内側にプラークといわれる

粥腫(脂質やマクロファージがはいっている塊)が

あるとします。

この粥腫は血管の内腔を狭くします。

そして何らかの圧力がかかったりするとこの粥腫は

やぶけます。

するとその破けた部分に、血中の血小板といわれる

ものがくっつきます。


そしてこの血小板がくっつくことにより血栓ができます。

血小板を主体に作られた血栓は白色をしているので

白色血栓ともいわれます。


また血小板が主体ではなく、血液の凝固因子といわれている

フィブリンというものがくっついて

それが主体になっている血栓は赤色をしているので

赤色血栓といわれています。


つまり、血栓は、粥腫が破綻した部分に

血小板やフィブリンがくっつくことにより

できます。


そしてこの血栓が大きくなって血管をふさぐか、

この血栓が飛んでいって、血流にのって

細くなった血管に詰まると、

心筋梗塞になるのです。

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