冠動脈とは何か?
■冠動脈とは何か?
冠動脈とは、心臓の周りを走行している血管で、
心臓の細胞に酸素や栄養を与えている血管です。
冠動脈は大動脈の根元からでています。
大動脈の根元とは、心臓からでている大きい血管
を大動脈といいますが、その血管のはじめの部分です。
そこに、右と左に2本の冠動脈の入り口があります。
すなわち、
冠動脈には大きく2本あり右と左にあります。
右の冠動脈は心臓の右側や下を支配していて、
左の冠動脈は、さらに大きく2つにわかれて
前下降枝と
左回旋枝にわかれます。
前下降枝は心臓の前面を支配しており
左回旋枝は心臓の左横、後ろ、下を支配しています。
重要なのは左の冠動脈です。
なぜなら、心臓は左の左心室がもっとも重要で
そこが心臓の役割を担っているからです。
冠動脈は何本か大きく枝わかれしていて、
血管には番号がつけられて、どの部分が
狭窄しているかを分かりやすくあらわすことが
できます。
15番の番号がふられています。
その番号がふられていない血管もあります。
心筋梗塞では、その番号のついてある血管の
どこがが血栓などで閉塞してしまいます。