心筋梗塞で失神はなぜ起きるのか?
■心筋梗塞で失神はなぜ起きるのか?
急に心筋梗塞がおこって、そのまま失神する場合があります。
では、失神はなぜ起きるのでしょうか?
失神とは、突然の一過性の脳への血流低下により、
一過性に意識が消失する減少です。
要は、脳への血流が低下した場合に起こります。
6~8秒間の脳への血流が途絶えた場合、
意識の完全な消失が生じます。
これは、脳への酸素供給が低下するからです。
心筋梗塞が起きると、心臓の機能が低下するので
心拍出量が低下します。
すなわち、全身へ行く血液量が低下します。
もちろん脳への血流も低下します。
すると意識が消失し、失神となるわけです。
これは、心筋梗塞の人がすべてなるわけではなく、
脳への循環血液が低下した場合のみです。
脳血流は加齢とともに減少していくので、
高齢者は、失神の発生率は高くなる。
心筋梗塞も高齢者の方が発症しやすいので、
失神が起こりやすくなる。
失神は、一過性のものであり、
心臓が止まっているわけではない。