心筋梗塞で失神はなぜ起きるのか?

心筋梗塞で失神はなぜ起きるのか?

急に心筋梗塞がおこって、そのまま失神する場合があります。


では、失神はなぜ起きるのでしょうか?

失神とは、突然の一過性の脳への血流低下により、

一過性に意識が消失する減少です。


要は、脳への血流が低下した場合に起こります。


6~8秒間の脳への血流が途絶えた場合、

意識の完全な消失が生じます。

これは、脳への酸素供給が低下するからです。


心筋梗塞が起きると、心臓の機能が低下するので

心拍出量が低下します。

すなわち、全身へ行く血液量が低下します。

もちろん脳への血流も低下します。

すると意識が消失し、失神となるわけです。


これは、心筋梗塞の人がすべてなるわけではなく、

脳への循環血液が低下した場合のみです。


脳血流は加齢とともに減少していくので、

高齢者は、失神の発生率は高くなる。


心筋梗塞も高齢者の方が発症しやすいので、

失神が起こりやすくなる。


失神は、一過性のものであり、

心臓が止まっているわけではない。


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