心筋梗塞治療後に注意することとは?
■心筋梗塞治療後に注意することとは?
心筋梗塞が無事治療でき、退院したとする。
やっと家に帰れるわけであるが、
これからの生活に注意することがある。
それは、心臓の機能が低下しているということである。
心筋梗塞が起こって治療するまでの時間によって
心筋の壊死具合は変わってくるが、治療後に
先生から、心臓にどのくらいのダメージがあって
どのくらい心臓の機能が低下しているかの
説明があると思う。
たとえば、ある部分の心筋が壊死しているとすると
その部分がちゃんと動かないわけであるので、
心臓の血液を拍出するという機能は低下する。
機能が低下するということは、心筋梗塞前より
循環が悪くなったということである。
ここで注意する点としては、心不全になりやすい
ということである。
心臓の機能が低下したということは、心臓に負荷が
かかりやすくなっており、
心臓に負担のある作業や行為などをすると、
それだけ心臓を余計に運動させることになり、
さらに心臓の機能を低下させることになる。
なので心臓に負荷のかかる行為を控える必要がでてくる。
次に、また心筋梗塞か狭心症になる恐れがあるということ
である。
一回心筋梗塞になったということは、他の血管にもあるていど
粥腫がくっついている可能性がある。
つまり、また血栓などができて心筋梗塞になる可能性があるかも
しれないということである。
心筋梗塞にならなくても、狭心症になる可能性があるかもしれない。
心筋梗塞治療の時に、他の血管も造影してあるはずなので、
もし治療した以外にちょっと細くなっている血管があれば
先生は教えてくれるかもしれない。
50%くらいの狭窄では治療はしなくてよいが、
それがだんだんひどくなってくると、狭心症の治療を
しなくてはならないので、注意が必要である。
このように、心筋梗塞の治療をしたら、今まで以上に
生活に注意する必要がある。