心筋梗塞治療後に注意することとは?

心筋梗塞治療後に注意することとは?

心筋梗塞が無事治療でき、退院したとする。

やっと家に帰れるわけであるが、

これからの生活に注意することがある。

それは、心臓の機能が低下しているということである。


心筋梗塞が起こって治療するまでの時間によって

心筋の壊死具合は変わってくるが、治療後に

先生から、心臓にどのくらいのダメージがあって

どのくらい心臓の機能が低下しているかの

説明があると思う。


たとえば、ある部分の心筋が壊死しているとすると

その部分がちゃんと動かないわけであるので、

心臓の血液を拍出するという機能は低下する。


機能が低下するということは、心筋梗塞前より

循環が悪くなったということである。


ここで注意する点としては、心不全になりやすい

ということである。


心臓の機能が低下したということは、心臓に負荷が

かかりやすくなっており、

心臓に負担のある作業や行為などをすると、

それだけ心臓を余計に運動させることになり、

さらに心臓の機能を低下させることになる。


なので心臓に負荷のかかる行為を控える必要がでてくる。


次に、また心筋梗塞か狭心症になる恐れがあるということ

である。


一回心筋梗塞になったということは、他の血管にもあるていど

粥腫がくっついている可能性がある。

つまり、また血栓などができて心筋梗塞になる可能性があるかも

しれないということである。


心筋梗塞にならなくても、狭心症になる可能性があるかもしれない。


心筋梗塞治療の時に、他の血管も造影してあるはずなので、

もし治療した以外にちょっと細くなっている血管があれば

先生は教えてくれるかもしれない。

50%くらいの狭窄では治療はしなくてよいが、

それがだんだんひどくなってくると、狭心症の治療を

しなくてはならないので、注意が必要である。


このように、心筋梗塞の治療をしたら、今まで以上に

生活に注意する必要がある。

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