胸部X線撮影(レントゲン)では何がわかるのか?

胸部X線撮影(レントゲン)では何がわかるのか?

胸部X線撮影とはよくレントゲンといわれているものです。


はい息を吸ってー、止めて  カシャ

というやつです。


肺と心臓が写っている黒と白のフィルムの写真です。


このレントゲン写真ですが、

何がわかるかというと、

肺の異常と心臓の異常、血管の異常がわかります。

本来は、肺疾患、肺炎、肺結核などの診断に

使われますが、心臓の大きさを判定する場合にも

使用されます。


このレントゲン写真をみればわかるのですが、

肺と心臓しかうつってません。
(胸部の場合)

心筋梗塞の診断では、心臓に関係があるので

心臓をみます。

といっても、心筋梗塞であればレントゲン写真の

どこがどうなるというものはありません。

なので、心筋梗塞の確定診断にはなりません。


ではなぜレントゲン写真が必要なのかというと、

心臓の機能が低下して心不全になっていれば、

心臓の拡大、また肺水腫

などが診断でき、

大動脈解離

解離性大動脈瘤などの

大血管疾患の診断をすることが

できるからです。

ようするに、心筋梗塞以外の疾患を

疑ってみて、それを除外するためですね。


レントゲン写真はみなさんも1回は行ったことが

あると思いますが、

非常に簡単で、数秒で終わるので

よく行われる検査です。

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