なぜ心臓の血管が細くなるのか?
■なぜ心臓の血管が細くなるのか?
狭心症とは、心臓の血管が細くなるということですが、
ではなぜ心臓の血管が細くなるのでしょうか?
それは、心臓の血管の内膜になんらかの障害が生じ、
その部分に、血栓や脂質、マクロファージなどの物質が
付着し、だんだんと脂質の塊が大きくなったり、
繊維性変化がおこったりして
だんだん血管の内腔が狭くなってきます。
これらの脂質とはコレステロールであったりします。
またマクロファージとは、白血球の種類の1つです。
こられの血管の内膜、つまり血管の中の膜に、
できもののようなものがつき、それが大きくなって
いくと、それが障害物となります。
この障害物をプラークと呼んでいます。
高脂血症の人は、血中の脂質が多いわけですから
このプラークができやすくなり、血管が細く
なりやすいです。
糖尿病の人は、血管がだんだんとむしばまれてきて、
血管がぼろぼろになってきます。
その結果、全体的に血管が細くなりやすいです。
このように、
高脂血症や糖尿病、また高血圧など
基礎疾患をもっている人は、プラークを作る
元をもっているわけですから、血管が細くなりやすいです。
つまり狭心症になりやすいというわけです。
要するに、心臓の血管の内膜に障害を与えると
プラークができやすくなる。
そして、この心臓の血管の内膜に障害を与えるとは、
高脂血症や糖尿病、高血圧などの疾患が
あるということです。