狭心症とは?
■狭心症とは?
胸のあたりが急に苦しくなった。
胸のあたりが急に痛くなった。
このような症状があった場合、みなさんは、病院に行きますよね。
だいたい、狭心症だと思います。
この狭心症とは何か?
それは、心臓にある血管が細くなって、血流が少なくなり、
その結果、心臓の細胞に行く血液が少なくなり、
痛みが生じる症状のことを言います。
要は、心臓の血管が細くなったんです。
心臓は、心筋という筋肉でできていますが、この心臓がずっと
元気よく動くには、酸素と栄養を与えないといけません。
なぜなら、酸素と栄養を細胞に与えないと、細胞が死んでしまう
からです。
一回心臓の細胞が死んでしまうと、復活できません。
そしてその心臓の細胞に、酸素と栄養を与える役目が血液であり、
その血液が流れる道路が血管です。
心臓にはこの酸素と栄養を与える血管が大きく3本あります。
そして正常な人では、その血管はきれいになっており、
スムーズに血液がながれるようになっています。
しかしなんらかの原因で、この心臓に栄養を与える血管が
細くなってきたり、一部分だけ細くなったりして、
血液の流れを妨げる場合があります。
すると、その細くなった血管の先には、血液がなかなか
供給されません。
すると、その細くなった先の血管が酸素や栄養を与えなけれ
ばならない心臓の細胞が、栄養不足になってきます。
血が足りないのです。
そしてこの状態が悪化してくると、
胸が痛くなってきます。
これは、心臓の細胞が酸素不足になっている悲鳴なのです。
そしてこの症状のことを狭心症といいます。
要するに、血管が細くなり、ある部分の心臓の細胞に
血液があまり届かなくなって、その結果心臓の細胞に
与える、酸素、栄養が少なくなり、胸が痛くなる症状がでる
ことを狭心症といいます。