心臓カテーテル検査
■心臓カテーテル検査
心臓カテーテル検査とは、心臓の心筋細胞に酸素と栄養を
送る血管(これを冠動脈という)に造影剤を注入して
それを撮影する検査である。
造影剤は、血流によって流れていき、血管の走行がわかる。
そしてどこが細くなっている血管かがわかる。
心臓は立体的であるので、心臓の周りの血管も
立体的である。
つまり1方向からでは、なかなかわからない部分もあるので
いろんな角度、方向から心臓の血管を造影する。
そして、血管が細くなっている部分を見つける。
狭心症であるということは、細くなっている血管があり
そしてその細くなっていることが原因で、血流が少なく
なり、虚血状態となり、胸が痛くなる。
狭心症の検査の目的は、血管の細くなっている部分を
見つけることなので、この心臓カテーテル検査で
造影を行うことが、もっとも確実な検査となる。
カテーテルとは、管のことで、これを動脈という血管に
いれて、心臓の冠動脈の入り口までもっていく。
その入り口まで管をもっていって、そこに造影剤を
いれる。
ほとんどの狭心症疑いの人は、この心臓カテーテル検査
を行えば、確実に細くなった血管があるかどうかが
わかる。
逆にいうと、この心臓カテーテル検査をしなければ、
本当に、細くなっているかどうかはわからない。