心臓カテーテル検査

心臓カテーテル検査

心臓カテーテル検査とは、心臓の心筋細胞に酸素と栄養を

送る血管(これを冠動脈という)に造影剤を注入して

それを撮影する検査である。

造影剤は、血流によって流れていき、血管の走行がわかる。

そしてどこが細くなっている血管かがわかる。

心臓は立体的であるので、心臓の周りの血管も

立体的である。

つまり1方向からでは、なかなかわからない部分もあるので

いろんな角度、方向から心臓の血管を造影する。

そして、血管が細くなっている部分を見つける。


狭心症であるということは、細くなっている血管があり

そしてその細くなっていることが原因で、血流が少なく

なり、虚血状態となり、胸が痛くなる。


狭心症の検査の目的は、血管の細くなっている部分を

見つけることなので、この心臓カテーテル検査で

造影を行うことが、もっとも確実な検査となる。

カテーテルとは、管のことで、これを動脈という血管に

いれて、心臓の冠動脈の入り口までもっていく。

その入り口まで管をもっていって、そこに造影剤を

いれる。


ほとんどの狭心症疑いの人は、この心臓カテーテル検査

を行えば、確実に細くなった血管があるかどうかが

わかる。


逆にいうと、この心臓カテーテル検査をしなければ、

本当に、細くなっているかどうかはわからない。

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