心臓カテーテル検査とは?
■心臓カテーテル検査とは?
心臓カテーテル検査のカテーテルとは、管のことである。
管といっても細さはいろいろあるが、血管に入る管であるので
血管よりは細い、だいたい直径にして2mmくらいのものを使う。
長さは、腕の血管や太ももの血管から心臓まで届く距離の長さ
になる。
このカテーテルは、何のために使うのかというと、心臓の
血管つまり冠動脈を造影するためである。
心臓の血管である冠動脈だけを造影したいので、
その冠動脈の入り口にこのカテーテルの管を差し込んで、
そしてもう一方の端から造影剤を入れれば、冠動脈にだけ
造影剤が流れるというわけである。
このように、カテーテルを使い、冠動脈を造影する検査を
心臓カテーテル検査という。
冠動脈を造影するのは、冠動脈の血管の異常を調べる
ためである。
つまり、血管が細くなっているか、どこか閉塞している
ところはないかを、見るためである。
すなわち、この心臓カテーテル検査というのは、
狭心症のための検査である。
狭心症の確定診断は、この心臓カテーテル検査となる。
心臓カテーテル検査=心臓血管造影検査である。