心臓カテーテル検査の目的

心臓カテーテル検査の目的

心臓カテーテル検査の目的は、心臓の冠動脈という血管に

細くなっているところがあるかどうかを判断するためである。

細くなり、狭窄している血管をさがすのが目的となる。


心臓カテーテル検査の目的は、検査であるので、

治療は行わない。

造影剤を流して、細くなっている部分が確認できたら

それでおしまいである。

ただし、検査と治療を一緒に行うこともできる。

それは患者さんの同意のもとに行うが、

緊急の場合も治療を行うことがある。


狭心症の原因は、冠動脈が細くなっているか

狭窄しているか、完全に閉塞しているかである。

それは、冠動脈を造影してみればすぐにわかる。


そして冠動脈の全部の血管をしらべて、

どこがどのくらい細いのかを調べるのが、

心臓カテーテル検査の目的となる。


患者さんの立場からすれば、

自分の心臓の血管が、

・細くなっている部分があるかないか?

・細くなっているとしたら、どのくらい細くなっているのか?
 またそれは治療する必要があるのかないのか?

・細くなっている部分は何箇所あるのか?
 また治療する必要があるのは何箇所あるのか?

・治療する必要がある血管は、心臓カテーテル治療で行えるのか?
 それとも、心臓バイパス手術になるのか?

以上のことを

気にかける必要がある。


最悪の場合は、心臓バイパス手術になってしまうが、

これはかなりの重症の場合である。


ただ、心臓カテーテル検査をすれば、

確定診断がつくので、どこがおかしくて、

治療する必要があるのかないのかがはっきりする。

心臓カテーテル検査をしたのに、いまいちよくわからない

ということはない。

絶対に答はでるので、とりあえず狭心症かどうか

不安な人は、早く病院にいって、診断をつけて

もらうのがよいと思う。

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