心臓カテーテル検査の結果、評価
■心臓カテーテル検査の結果、評価
心臓カテーテル検査の目的は、
・細くなった血管があるかどうか?
・どの部分が細くなっているか?
・どのくらい細くなっているか?
・治療する必要はあるか?
をしらべることである。
まず、造影剤を流して、血管をみるが、
この時写真も撮影されるので、
どのくらい細くなっているかがわかる。
評価の仕方は、
・100%・・・完全に血管が閉塞しているもの
・99%・・・ほとんど完全閉塞に近い
・90%・・・ほとんどかなり細くなっている
・75%
・50%・・・半分くらい細くなっている
・25%
というような感じで、狭窄度をチェックする。
この%表示は、正常の血管の直径に対して何%が狭窄
しているかを示している。
治療する必要があるのは、90%以上の狭窄が
ある場合である。
労作性狭心症の場合は、だいたい90%以上の
狭窄がある。
心臓カテーテル検査が終われば、先生から
どうだったか説明があるが、
この時に、先生が血管を広げる治療が必要そうです
といったら、それは90%以上の狭窄が
あったということです。
また、先生がそんなに細くなっている部分はありま
せんでしたといえば、
まったく正常だったか、75%以下の狭窄
ということで、治療の必要はないということ
である。
つまり、分かれ目は、90%となる。
90%以上の狭窄があり、治療の必要があれば、
心臓カテーテル治療を行うことになる。
また、90%以上の狭窄が3ヶ所以上や、
心臓カテーテル治療の難しい部分が狭窄していた
場合は、先生から、危険を承知で心臓カテーテル治療を
するか、もしくは心臓バイパス手術を
するかの説明がある。
心臓バイパス手術の話がでてきたら、
かなりの重症と思ってもらってよい。