心臓カテーテル検査に失敗、ミスはあるのか?

心臓カテーテル検査に失敗、ミスはあるのか?

心臓カテーテル検査に失敗、ミスはあるのか?と

聞かれたら、ほとんどないと答えます。

それは、今まで見てきて、失敗がなかったからという

経験側です。


そもそも心臓カテーテル検査の失敗、ミスというのは、

どうゆうものがあるのかというと、

・カテーテルが入らない
・カテーテルが心臓の血管の入り口まで進まない

その結果造影ができなかった

というものだと思います。

心臓カテーテルの手技自体は、カテーテルをいれて、

そのカテーテルを心臓の冠動脈の入り口に持っていって、

冠動脈から造影剤を流す

という単純な作業です。


循環器内科の先生は、この心臓カテーテル検査のプロで

あり、何千例以上も行っているので、まず失敗はないです。


しかしたまに、研修医の先生や、あまりやったことのない

先生が行うと、たしかに手技的に遅くなったり、なかなか

カテーテルが冠動脈まで行かなかったりしますが、

心臓カテーテル検査は、1人では行いませんので、

もう1人の先生がいるので、1人がダメでも手技を行う

先生が変わればよいだけで、そんなに問題は発生しません。


たまに、心臓カテーテルを入れる血管が細かったり、問題が

あったりで、カテーテルが進まない時や、針が入らない時は

違う腕や足からまた針を刺されますが、これはしょうがない

でしょう。そうゆうときもあります。


カテーテルが進まないことがたまにあります。

これはどうゆうことかというと、

カテーテルを進めている血管に、石灰化があり硬くなっていたり

血管に狭窄があり進まなかったり、

ということです。

石灰化がひどい血管であると(石灰化とは、血管の壁にカルシウム

などが付き硬くなっていること)カテーテルを進めて行ったときに、

その石灰をはがしてしまって、それが血流にのって、脳血管などに

いってしまうと、脳梗塞などになり危険ということがあります。


なのでこのような場合は先生も慎重に対処して、無理にカテーテルを

進めることはしません。

別の腕や足から、アプローチを変えてもう一回チャレンジするという

ことになります。


なので、針を刺す腕や足を変えられたというのは、失敗というか

何らかの理由があって変更したわけで、それは先生から説明が

あると思いますが、そのようなことはあるということです。

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