心臓カテーテル治療とは?

心臓カテーテル治療とは?

心臓カテーテル治療とは、狭心症で細くなったり、閉塞

したりしている血管を広げる治療のことです。

狭心症の心臓カテーテル治療には、主に

・バルーン(風船)治療
・ステント治療
・ロータブレーター治療
・DCA治療

などがあります。


狭心症では、心臓の冠動脈という血管が細くなり

細くなった先の血管の血流が少なくなることが原因で、

胸がいたくなったりします。

これを治療するには、細くなった血管をもとの大きさに

広げればいいのです。


ではどのように広げるのか?


それは、細くなった血管の部分に、小さい風船(バルーン)

を入れてふくらますという方法と、

ステントといわれる筒状の金属をその細くなった血管の部分に

いれてふくらますという方法があります。


小さい風船とはどうゆうものかというと、

細くなった血管にいれるというのですから、

広げたときに血管の大きさと同じくらいになる風船です。

たとえば直径2mm、長さ2.5cmくらいの大きさだったり

します。

この風船は、はじめカテーテルの先にラッピングされて

とじています。

そしてそのカテーテルを細くなった血管までもっていき、

位置を決めて、カテーテルから空気を注入して風船を

ふくらまします。


ステントとは、どのようなものかというと

筒状の金属で、はじめは閉じていてカテーテルの先に

ひっついていますが、いったん広げると、そのまま広がり

血管に密着して血管を広げるというものです。


狭心症における、心臓カテーテル治療のほとんどは、

ステントの治療です。


あと、ロータブレーターといわれる、血管の細くなった

部分の細くしている原因物を高速回転のドリルで

削り取るものや、


DCA(directional coronary atherectomy)といわれる

冠動脈粥腫切除術があります。

DCAは、カテーテルの先にカッターのようなものがついていて

それで、血管を細くしている原因物を削り取るものです。


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