バルーン(風船)での治療

バルーン(風船)での治療

バルーン(風船)での治療とは、

血管の細くなった部分に、バルーンがついているカテーテルを

いれて、それを広げることにより、細くなっていた部分が

広がるという治療です。


しかし最近は、このバルーンだけの治療は少なくなっています。

ほとんどがステントをいれる治療となっています。

バルーンでの治療だけでは、また細くなってくる場合が

あるからです(これを再狭窄という)

つまり、バルーンで血管を広げたときはよいのですが、

今後のことを考えると、また細くなる可能性があるということです。


バルーン治療は、血管を広げて終わりです。

イメージ的には、細くなっている部分を無理やり広げて

広がったということですので、またいつ細くなってくるか

わかりません。

そしてそれを補強するのがステントいうものです。


バルーン治療の方法ですが、

まず、冠動脈にガイドワイヤーをいれます。

そして細くなっている部分、つまり広げたい部分に、バルーンつきの

カテーテルを挿入します。

そしてカテーテルを広げる位置にもっていき、位置を調整して

バルーンをふくらまします。

ふくらましているときは、圧と時間を測定していますので、

バルーンが割れるということはありません。

そして、時間がきたらバルーンをしぼめます。

だいたい数十秒くらいです。

そしてちゃんと広がっているかを見るために、造影を行います。

ちゃんと広がっていれば終わりです。

ステントを入れるのであれば、この後にステントを入れます。

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