心臓カテーテル治療の結果、成績
■心臓カテーテル治療の結果、成績
みなさんは、心臓カテーテル治療を行えば、
治るのか、治らないかが気になると思います。
基本的に、心臓カテーテル治療は、病変部を治すために
行っているので、ほとんど治ります。
というか治るまで行います。
しかし、初めから難しい病変部に対して、50%くらいの
成功率だけど、行ってみるという場合もあります。
こうゆう場合は、もし成功しなければ、心臓バイパス手術に
なってしまいます。
循環器内科医は、いわば心臓カテーテル治療のプロです。
なので、できるだけ心臓カテーテル治療で
治したいと思っています。
そして患者さんにとっても心臓カテーテル治療で治して
もらった方がよいでしょう。
なので、難しい病変部でのチャレンジしたいのが
循環器内科の先生だと思います。
心臓カテーテル治療の結果は、
狭窄部が100%の閉塞から75%くらいの
狭窄まで、どの狭窄部も0%(血管の狭窄なし)に
なるように治療を行うことです。
なので、
100%閉塞→0%(狭窄なし=血管が広がった)
99%閉塞→0%(狭窄なし=血管が広がった)
90%閉塞→0%(狭窄なし=血管が広がった)
75%閉塞→0%(狭窄なし=血管が広がった)
となれば、成功したということになります。
そして患者さんの病変部は治ったということになります。
心臓カテーテル治療を行うということは、
血管を広げるということなので、
先生がうまくいきましたよといえば、
それは、血管が広がったことを意味します。
つまり0%(狭窄なし、血管が広がった)ことを
意味します。
ほとんどが、うまくいきますが、
もし先生が、うまくいきませんでした
もしくは、治療できませんでした
といえば、血管が広がっていないことを
意味します。
すなわち、これは次の治療の方法を考えないといけない
ということです。
もう一回、心臓カテーテル治療にチャレンジするか、
心臓バイパス手術になると思います。
心臓カテーテル治療の血管は、
うまくいったか
できなかったか
のどっちかです。
そしてその割合は、その人の病変部(狭窄度と場所による難易度)
そして病変部の本数によります。
難しいところがたくさんあれば、それだけ成功率は
下がるでしょう。
簡単なところに1本だけの治療であれば
ほとんど成功です。
このように、病変部によって成功率が変わってくるのが
心臓カテーテル治療です。