心臓カテーテル治療の合併症とは?
■心臓カテーテル治療の合併症とは?
心臓カテーテル治療は血管にカテーテルを入れて治療を
行うものなので、合併症が起こることも考えられる。
心臓カテーテル治療に限らず、どんな医療行為も
すくなからず合併症は存在する。
ただ、心臓カテーテルにおいては、そんなに合併症が
頻繁に起こるわけではない。
起こることもあるが、通常は何も起こらずに
終わるのが一般的である。
■心臓カテーテル治療での重大な合併症
・死亡
・脳血管事故
・心筋梗塞
・心室細動
・重症不整脈
・大動脈解離
・心穿孔
・心タンポナーデ
・造影剤アレルギー
・血管が破れる、血管損傷
・血管がつぶれる
・出血
・感染
・血栓、空気塞栓
・血管迷走神経反射
など
がある。
上記は医療用語で難しいので、簡単に言うと
冠動脈の血管の細いところ(病変部)でよく
合併症は起こりやすいが、
病変部の血管をバルーンやステントで広げるときに
圧をかけるが、その圧をかけている時に、血管が
破けるというもの。
これは、病変部の血管が石灰化などで硬くなっている
場合にみられる。血管が硬く弾力がないので、
血管が破けるというものである。
この場合は、カテーテルで止血の治療もできるので
大事に至らない場合もある。