点滴ラインをとる

点滴ラインをとる

点滴ラインとは、腕の血管(静脈)に針をさして点滴を

するところを確保するということです。


心臓カテーテル中に、使用する薬を入れる部分になります。

点滴ラインをとっておくと、なにかあった場合に

すぐにそこから薬をいれることができるのでたいへん

重要です。

心臓カテーテルを入れる血管は、動脈ですが、

点滴ラインは静脈となります。

動脈と静脈では血管内の圧力がぜんぜん違うんですね。

動脈の圧とは、いわゆる血圧ですから、100mmhgくらいの

圧がかかっているわけです。なのでそこに

例えば注射器で針を刺すと、その圧力で押し戻されそうに

なってしまいます。

圧が高いので、点滴も落ちません。


それに比べて、静脈は、圧は5mmhgくらいであるので、

点滴も落ちます。

点滴は重力で落としているから、静脈の圧より高ければ

落ちるんです。

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