冠動脈の造影をする
■冠動脈の造影をする
冠動脈の造影ですが、
もちろん目的は、細くなっている血管つまり狭窄している血管を
発見するためです。
冠動脈は右と左があるので、どちらから造影するかは決まってません。
造影は、何回か行います。
というのは、いろんな方向から血管を見るためです。
順番に方向を変えて見ていくのですが、方向を変えるごとに、
放射線を出す装置がぐるぐる回転します。
先生は、撮影された血管を見ながら行います。
撮影された血管は画面にリアルタイムにでるので、
造影剤をいれればすぐに確認できます。
順番に方向を変えて見ていき、全部が確認できたら
もう一方の冠動脈の造影を行います。
そしてそちらの造影も終われば
冠動脈の造影検査はおわりです。
この時点で、どの血管が細くて、どこが病変部分なのか?
どこを治療しないといけないのか?
治療しなくてよいのかがわかります。