ステントを入れて血管を広げる
■ステントを入れて血管を広げる
心臓カテーテル治療の大部分は、ステントによるものです。
このステントとは、金属の網目状になっている筒です。
マカロニを金属の網目状にしたようなものです。
このステントというものは、カテーテルの先にくっついて
いて閉じています。
このカテーテルを冠動脈の中にいれていき、狭窄した
部分までもっていきます。
そしてこのステントもバルーンと同様に、空気を注入して
ふくらまします。
この時、ふくらましている圧と時間を測定します。
この圧をかけて、ステントを広げている時は、
この治療をしている先の血管には血流が
流れないので、胸が痛くなる場合があります。
しかし一時的なものなので問題ありません。
一定時間たったら、ふくらますのをやめます。
すると、ステントが広がって、狭かった血管が
広がります。
次に、広げた部分の血管を造影してちゃんと
血流が流れているかを確認します。
ちゃんと広がっていて、血流もながれていれば、
治療は成功です。