治療中に胸が痛くなった場合どうするか?

治療中に胸が痛くなった場合どうするか?

心臓カテーテル治療中は、胸が痛くなる時があります。


これはなぜかというと、心臓カテーテル中は、

細い狭窄している血管の中に、カテーテルを入れていくので、

その血管は、さらに血流が少なくなるときがあるからです。

血流が少なくなると、その先の血管に酸素がいかなくなるので

胸が痛くなります。


また心臓カテーテル治療中、バルーン(風船)をふくらまして

いる時間(数十秒)はその先の血管に血液が行かなくなるので

胸が痛くなる時があります。


あと、心臓カテーテル治療中に、冠動脈中の血栓が飛んで、

血管に詰まって、胸が痛くなる時があります。

これは合併症による急性心筋梗塞ですが、

この時は、胸が痛くなります。

この場合はすぐに治療を行ってくれますので、治療が

終わるまで痛いかもしれません。


どの場合でも、治療中に胸が痛くなれば、声を出して

先生に「胸が痛くなってきました」といいましょう。

心電図のモニターは、技師や先生が常時みていますが、

患者さんの訴えがあれば、特に注意して心電図や

画面を見ますので、

胸が痛くなれば、先生に言いましょう。

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