医者の腕による違いはあるのか?
■医者の腕による違いはあるのか?
心臓カテーテル検査や治療に関して、
医者のうまい、へたによる差はあるのかというと、
これはあると思います。
しかし、心臓カテーテル検査だけをいうと、
心臓カテーテル検査は、造影剤を流すだけなので、
ほとんどうまい、へたで差はでません。
時間がかかるか、速いかくらいです。
問題は心臓カテーテル治療です。
この心臓カテーテル治療は、血管が細くなっている部分に
よって難易度が異なってきます。
またどのくらいの径と長さのステントをいれるかも
先生によって決められるので、若干の違いが
でてくるかもしれません。
簡単な治療や通常の治療では、ほとんどの先生でも
対処できます。
(循環器内科の先生はこれが専門なので・・・)
しかし、難しい症例の場合はどうか?
難しい症例とは、カテーテルの治療を行うか?
それとも失敗の危険もあるので、バイパス手術にするか?
という場合です。
これは難しいので自分では無理だなと思えば、それで
治療は中止となります。
といっても、心臓カテーテル治療を行うような病院では、
だいたい循環器内科の先生は3人以上いると思いますので、
カンファレンス(検討会)でその症例の人を
カテーテルで治療するか、手術の方がよいかは、
検討しているはずなので、
無理と思えばしないと思います。
あと先生が今までどのくらいの症例数を
行ってきているかにもよります。
心臓カテーテルで有名な病院では、年間500例以上
行っているところがあります。
症例数が多いほどいろんな病変を見ているので、
対処できる数も増えるのだと思います。
しかし、だいたいの症例ではほとんどの
先生が対処できると思うので、
そんなに、先生のうまいへたを
気にすることはないと思います。