胸が痛い症状がでたのに、血管が細くなっていない場合はあるのか?

胸が痛い症状がでたのに、血管が細くなっていない場合はあるのか?

胸が痛くなったり、狭心症の症状がでたりすれば、

それはだいたいが、心臓の冠動脈の血流が少なくなって生じるものです。

胸が痛くなれば、患者さんは病院に受診して、

心臓カテーテル検査を行うことになります。

そして心臓カテーテル検査をすると、どの血管も正常で、

細くなっているところはまったくない場合があります。


なので、胸が痛い症状がでたのに、血管が細くなっていない場合は

あるのか?

といわれれば、

それはありますということになります。


この場合は、何も治療をせずに終わります。


ではなぜ胸が痛くなったのかというと、

考えられるのは、冠動脈がなんらかの原因で

けいれんしたということが考えられます。

つまり一時的に血管が痙攣して

その時だけ、血流がながれなくなって、

胸が痛くなったということです。

これをスパスムといいます。


その他で冠動脈についての原因というのは

なかなか思い当たりません。


確定診断ともいえないので、

ホントのところは、何が原因かわかりませんが、

血管が細くなっていないので、

治療の必要はないです。


結果的に、その後症状があるかどうかを

みてもらって、

もしまた症状がでるようなら、

もう一度病院を受診すればよいと思います。

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