薬剤溶出性ステントとは何か?
■薬剤溶出性ステントとは何か?
薬剤溶出性ステントとは、ステントに薬剤をコーティングして
おいて、その薬剤が除々に解けていくことにより、
ステント内再狭窄を防ぐという新しいステントである。
従来のステントは、薬剤はコーティングされていない。
ステントの問題点として、ステントで血管を広げても
また狭窄してしまう、再狭窄が常に問題であったが、
それを防ぐことができるということで、
今後、薬剤溶出性ステントがスタンダードになると
思われる。
この薬剤溶出性ステントであるが、
どうやって薬剤をコーティングしているかというと、
ポリマーによってコーティングされている。
薬剤の種類は、免疫抑制剤や、抗がん剤など
さまざまな薬剤を用いたステントが検討されている。
現在日本で実用されているのは、免疫抑制剤である
シロリムスが入った、サイファーステントといわれるものが
実際に使われている。
再狭窄抑制効果がある薬剤溶出性ステントは
今後の注目である。