薬剤溶出性ステントとは何か?

薬剤溶出性ステントとは何か?

薬剤溶出性ステントとは、ステントに薬剤をコーティングして

おいて、その薬剤が除々に解けていくことにより、

ステント内再狭窄を防ぐという新しいステントである。


従来のステントは、薬剤はコーティングされていない。

ステントの問題点として、ステントで血管を広げても

また狭窄してしまう、再狭窄が常に問題であったが、

それを防ぐことができるということで、

今後、薬剤溶出性ステントがスタンダードになると

思われる。


この薬剤溶出性ステントであるが、

どうやって薬剤をコーティングしているかというと、

ポリマーによってコーティングされている。

薬剤の種類は、免疫抑制剤や、抗がん剤など

さまざまな薬剤を用いたステントが検討されている。

現在日本で実用されているのは、免疫抑制剤である

シロリムスが入った、サイファーステントといわれるものが

実際に使われている。

再狭窄抑制効果がある薬剤溶出性ステントは

今後の注目である。

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