感染、発熱

感染、発熱

感染とは、体内や血液中に細菌が入ることである。

通常血液中には、細菌はいなく、無菌である。

そして血液の中には細菌は入ってこれない。

これは血管と外界とはふさがれているからである。


しかし心臓カテーテル検査、治療中は、

血管(動脈)からカテーテルをいれるので、

ここが感染を起こす部分となる。

つまり、血管と外界が貫通しているので、

ここから細菌が進入することができる。

例えば、細菌がついたカテーテルを

血管内へいれれば、感染する。


ではこのようなことは起こるのであろうか?

通常は、心臓カテーテル検査、治療を行う先生は

手は消毒して、滅菌手袋をつける。

体にも滅菌された服を着けて行うので、

基本的には無菌であり、操作も無菌操作である。

そして患者さんのカテーテルを入れる部分も

消毒を行う。

なので、正常操作をおこなっている限り

細菌が入ることはない。


だから、そんなに感染がおこることはない。

しかし、何らかの原因で細菌で汚染されたカテーテル

などが血管内へ入った場合は感染する恐れがある。


感染がおこると、すぐに何かが起こるわけではないが、

細菌の種類により、炎症が起こる。

血液データでは、CRPという数値が上昇して、

感染が起こっていることが確かめられる。

感染が起こり、どこかで炎症が発生すれば、感染症となる。

感染が疑われたり、感染症になれば、抗生剤を投与して

細菌を殺す。


発熱がでる場合もあるが、

感染がなくても、発熱はおこる場合がある。

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