臨床工学技士の人数
■臨床工学技士の人数
2005年で臨床工学技士ができて18年目になりますが、
2005年現在で、全国の臨床工学技士の数は、
20054人です。
まだまだ少ないです。
現在の法律では、病院に絶対臨床工学技士がいなければ
ならないというものはないので、
全国の全部の病院に臨床工学技士がいるわけでは
ありません。
全国には、約9000の病院がありますが、
平均的には、1つの病院に臨床工学技士が2人くらいが
多いのではないでしょうか。
民間病院で大きい病院では、臨床工学技士が20人や
30人いるところもありますが、それはまれです。
むしろ、臨床工学技士が、1~3人のところが
多いです。
公的な病院、つまり、県立病院や、市立病院などは
特に少ないです。
これは、公的な病院はだいたいが公務員の身分になり
定員などの問題で、すぐには増やせないからです。
なので、公的な病院では、業務量が多くて、臨床工学技士を
増やしたくても、増やしてくれないことがほとんどです。
病院に勤務する臨床工学技士は各病院に何人くらいかと
いうと、
・0人・・・まだまだたくさんある
・1人~3人・・・公的な病院はこのくらい、ほとんどの病院
はこのくらい
・4~6人・・・いろいろな業務がある病院、比較的規模が大きい
病院
・7人~15人・・・数は少ない
・15人以上・・・ほとんどない
これでわかるように、まだまだ臨床工学技士は、検査技師や
放射線技士にくらべ、病院当たりの人数が少ないです。
また、臨床工学技士は人工透析の仕事(腎不全の患者さんに
必要な週3回おこなう治療のこと)が多いのですが、
人工透析は、普通の病院でも行っていますが、
だいたい透析クリニックで行っている場合が多いです。
その透析クリニックにはたいてい臨床工学技士がいます。
全国の透析クリニックの数は把握できてませんが、
全国の透析クリニックで働いている臨床工学技士は、
結構いると思います。
人工透析患者は毎年増えているので、まだまだ
臨床工学技士の需要はありそうです。