臨床工学技士の仕事内容

臨床工学技士の仕事内容

臨床工学技士の仕事内容は以下のようなものがあります。

・人工透析の仕事  → この仕事の人が約8割くらいいます
・人工心肺の仕事  → この仕事は心臓手術がある病院のみです
・人工呼吸器の仕事 → この仕事の割合は少ないです
・医療機器を管理する仕事 → 最近はこれがメインとなってきてます
・心臓カテーテル室の仕事
・ペースメーカーの仕事
・血液浄化関連の仕事
・高気圧酸素治療の仕事
・ICU(集中治療室)での仕事
・オペ室(手術室)での仕事
・病棟での仕事

だいたいこんな仕事があるのですが、

簡単に、臨床工学技士とは何をしているのかというと、

ほとんどの人は、人工透析という、腎不全患者に行う

1人4時間かかる治療を行う装置の操作をしています。

腎不全患者は、人工透析を週に3回、一生続けなければ

ならないので、この仕事がなくなることはありません。

この機械の操作はほとんどが臨床工学技士が行っています。

人工透析の仕事=臨床工学技士がおこなっている

というのが現実です。

この透析を行う患者さんの数が多い病院なら、透析の仕事

しかできない場合があります。

なぜなら、午前と午後にこの透析を行うと、1日中この

透析の仕事をしなければならないので、他の仕事ができない

からです。

もし、この透析が月、水、金だけおこなっているなら

火、木に違う業務ができます。

また臨床工学技士が多い病院なら違う業務ができます。


透析クリニックでない限り、透析だけの仕事を行っている

わけにはいかないので、

次に多い仕事としては、

医療機器の管理ですね。

これは、病院内にあるさまざまな医療機器が故障したときに

点検したり、修理したりするものです。

定期点検などもします。


臨床工学技士の仕事は、幅は広いのですが、病院によって

やっていることはぜんぜん違います。

上記に書いたすべての業務を行っている病院もあれば、

透析しか行っていない病院もあります。

すべての業務を行っている病院は、比較的規模の大きい病院です。

規模の大きい病院とは、400床以上の病院で、診療科がたくさん

ある病院です。

日本でもっとも大きい病院は大学病院クラスで、1000床規模の

病院ですが、そうゆう病院なら、とても多くの業務ができます。

しかし、こんな大きい病院は限られているので、

本当は、小さい病院の方が多く、そして臨床工学技士も

透析だけをおこなっていることが多いというのが

現状だと思います。




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