心臓カテーテル室の仕事

心臓カテーテル室の仕事

心臓カテーテルとは、狭心症や心筋梗塞疑いの患者さん、

つまり胸が痛くなった患者さんに対して、心臓の血管を

造影して、心臓の血管に異常がないかを調べる検査です。

心臓カテーテル業務とは、心臓カテーテルを行うときに、

心臓カテーテル室に入り、ドクターの補助的仕事を行うことです。

主な仕事としては、

・心電図の貼り付け、心電図のモニター(12誘導)、記録

・大動脈圧波形、心室の圧波形のモニター、記録

・スワンガンツなどの圧波形記録

・IVUS(血管内超音波)のセットアップ、操作

・圧ライントランスデューサーのセット

・IABPのセットアップ、スタンバイ

・PCPSのセットアップ、スタンバイ

・ペースメーカーのセットアップ、スタンバイ

などがあります。

病院によって行っている業務は違うと思いますが、

だいたい上記の内容になっています。

まだまだ臨床工学技士が心臓カテーテル業務を行っているのは

まれだと思います。

それは、臨床工学技士の人数の問題と他の業務の関係からです。

心臓カテーテル業務のうち、

心電図、圧波形のモニター業務は、臨床検査技師も行うことが

できます。というか、本来は臨床検査技師の仕事かもしれません。

なので、現在でも臨床検査技師が行っている場合が多いと思います。

またIVUS(血管内超音波)も、臨床検査技師ができます。

臨床工学技士が本当に必要な時は、IABPなどを使用する

時くらいです。

なので、まだまだ臨床工学技士の業務的な優先度は低いです。

ペースメーカー業務は、まだまだ業者が行っている場合が

多いと思います。




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