どんな病院に就職するのがよいですか?
■どんな病院に就職するのがよいですか?
どんな病院に就職するのがよいか?
それは、その人のどんな仕事をしたいかで変わってくる。
臨床工学技士の業務は病院によってだいぶ異なる。
単純に考えて、大きな病院ほど業務の幅は大きい。
それは、大きな病院は、診療科も多いし、
医療機器の数も多いからである。
臨床工学技士のメインである
・人工透析業務
・人工心肺業務
・人工呼吸器業務
・医療機器管理業務
を考えた場合
自分がどの業務をやりたいのかで、どの病院に行くべきかが
変わってくる。
●人工透析業務がやりたい場合
人工透析がやりたいのなら、人工透析のある病院か、透析クリニック
に行けばよい。
透析をやっている病院はたくさんあるので、比較的さがしやすいし、
小さい病院も大きい病院もやっている。
●人工心肺業務がやりたい場合
人工心肺業務がやりたいのなら、心臓外科、胸部外科がある
病院で、心臓の手術をおこなっている病院になる。
数はかなり限られる。
また心臓の手術の件数は、病院によってだいぶことなる。
たとえば、ある病院では、心臓の手術を年間300例
行っているが、ある病院では、年間100例とか、
病院格差が激しい。
全国的にみると、心臓手術の数が年間200例以上あれば、
多い方だとおもってもらってよい。
年間300例以上の手術をやっているのなら相当多いこと
になり、この場合臨床工学技士が、人工心肺業務を
専任でできるくらいの規模である。
年間100例くらいの病院であれば、週に2~3回の
手術の数になる。
人工心肺がやりたいのなら、年間の手術数が100例以上
あるところに行けばよいと思う。
●人工呼吸器業務
人工呼吸器業務を主におこなっている病院は少ないと思われる。
なので、人工呼吸器業務をやりたい場合は、なかなかそれを
主にやっている病院が少ないだけにさがしにくい。
つまり、人工呼吸器業務がやりたくても、どの病院に
いけばよいのかはわからない。
●医療機器管理業務
医療機器管理業務をメインにやりたければ、大きい病院に
行けばよいと思う。
大きい病院は、医療機器が多いので、それだけ故障や
点検する数も増えるので、医療機器管理の仕事が
多いと思う。
具体的にどんな病院かというと、大学病院とかになって
しまう。
大学病院でなくても、400床以上の病院であれば、
規模的には大きいので、医療機器管理ができる。
小さい病院とは、200床以下の病院であるが、
200床以下の病院であれば、医療機器の数も少ないので
本格的に機器管理という感じではないが、できないことはない。
■まとめ
結局、500床以上の大きい病院へ行けば、多くの業務を
行っているので、すべての業務ができると思う。
これからの時代、どの病院も機器管理はおこなわなければ
ならないので、
病院の選び方としては、
何がしたいか?+何がしたくないか?で
選ぶとよいと思う。
それと、やはり大きい病院の方が、いろいろな業務ができて
いろいろな機器が見れるので、おもしろいといえば、
おもしろい。
透析だけがやりたいのなら、透析クリニックという手もある。
しかし、一生透析だけをやるのか?ということを考える必要がある
仕事は必ず何年かすると飽きてくるので、何年後先のことも
考えて選ぶのがよいと思う。